西炯子先生作品

久しぶりにお薦め作品でもって事で少女まんがの西炯子先生の作品でも。
「放課後の国」「電波の人よ」「STAYシリーズ」「亀の鳴く声」
軽いBLが平気なら「ひらひらひゅーん」が特に好きなのでお薦めです。

９０年代から愛好してる割には見事に２０００年代の作品ですが、
ここはあえてこの辺薦めたいと思います。
理由はありますよ？
キーワードは「嶽野」。
西先生の作品によく出てくるこの名前のキャラですが、
達観してて世間って馬鹿ばっかりだよな…っていう悲観的な感じなんですよね。
頭が良くって大変なことも色々経験してて、それなのに世間は何でこうも…的な。
で、上記の作品ではガラっと作風が変わっててとても優しい世界観になってると思います。
これはなんというか嶽野が、世間は馬鹿なんじゃなくって、
大変なこととか経験した事ないから知らないんだ、幸せな人たちなんだ…
と、世の中に優しくなった感じって言えば多分昔から読んでる人たちには
納得してもらえるかと。
上記の作品が気に入ってもらえたなら「かわいそうなお姫様」なんかも
楽しく読めてほっこり出来ると思いますし、
その世界観に共感できるようになれば９０年代のプチフラワーや
ＪＵＮＥの頃に描いてた作品もいけるかと思います♪
ちょっと逆引き的な読み方ですけど、
共感しやすい方から読んではまるのもありかな？って事で。